昭和30年代の日本映画ポスターを仕入れた話はしましたが、
当時ヒットした歌謡曲を題材にした映画が多いこと。
私が大好きな男性歌手、フランク永井にも多い。
「西銀座駅前」。監督はなんと今村昌平で、コメディ。
主役はフランク永井。これは観てみたい。
「西銀座駅前/フランク永井」
出だしはクレイジー・キャッツの「ハイそれまでョ」に似てる。
ギターとホーン・セクションが盛り上げる。
もちろんコミック・ソングではなく、
次に出てくるはフランクの渋い歌声「ABC…XYZ」。
アルファベットを並べた印象的な歌詞から、
ホーンとギターが静かに音を出し入れながら、
ジワジワとフランクの歌声も熱くなる。
サビの部分に近づくと前奏と同じく、
ホーンセクションとギターが大いに盛り上げる。
このエレキ・ギターの音が最高で、
まるでジャズのチャーリー・クリスチャンのような音だ。
歌謡曲でここまでギターの音が印象的なものは滅多にない。
これが誰が演奏してるか調べてみても不明である。
大体、国民栄誉賞を受賞した吉田正に対して、
全く評価や批評がないのはヤバい。
このまま忘れ去られるのでは…。
70歳以上の方、どなたかお願いします。
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