小島一志「芦原英幸正伝」前半戦終了。
親子で前後編書かれているようで、
父親の前編を読み終わえた。
こんなに怖い裏の世界があるとは。
劇画「空手バカ一代」以上の武勇伝の数々が、
リアリティが加わり生々しく伝わってくる。
生死に関わる情勢の中で、飄々と生きる芦原は劇画以上に劇画チック。
「四角いジャングル」や「極真世界選手権」が活況を呈した1980年代前半、
裏では命のやり取りが行なわれていたことなど、
子供の私が知る由も無し。
当時公開された「地上最強の空手」をはじめとする一連の格闘技映画にて、
この本に登場する面々の顔を改めて見たくなった。
それとK-1の熱狂的なファンだった私にとって、
石井館長の極真、芦原会館での立場と、
正道会館の成り立ちがより明確に理解できたのは嬉しい。
テンポ良く一晩で読めた前半戦。
後半戦の展開に期待。
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