「ドカベン ドリームトーナメント編」全9巻を購入。
コミックを買ったのはいつ以来だろう?
15年前ぐらいに「グラップラー刃牙」を買って以来かな。
うちらの年代だと「ジャンプ」より思い入れがあるのは「少年チャンピオン」。
最初に買った単行本は「マカロニほうれん荘」。
もちろん「ドカベン」。
「熱笑!! 花沢高校」「エコエコアザラク」も好きだった。
マイナーなところではアマレス漫画「がっぷ力丸」。
あれから20年ほど経って刃牙シリーズに衝撃を受け、
改めて「チャンピオン」読者となる。
それで、今回の「ドカベン ドリームトーナメント編」。
「プロ野球篇」以降はページを飛ばす時もあるぐらい熱が冷めていた。
改めて読み直してみても、一発勝負の高校野球とは違い、
勝っても負けても明日があるプロ野球では緊張感が違う。
岩鬼のキャラを活かしきれていないのも大きな要因。
高校一年生時の岩鬼は先輩に対する傍若無人の振る舞い等、全てが非常識な行動で、
コマも小さく、常にページごとに岩鬼ギャグがてんこ盛りとなっている。
それが今や表情も優しく、何の面白味もない。
それでいて今回購入した理由は、
藤村甲子園と不知火が対決していたのをチラリと立ち読みしたからだ。
(「範馬刃牙」終了後読むのを止めた。復活の日から再度読む予定。)
トーナメントならば多少なりとも緊張感もあるだろうし、
水島新司ワールドのキャラクター総登場とならば、面白いはず。
最初のスーパースターズとドルフィンズ戦は長い。
ダラダラとキャラの見せ場を描いているだけで、そのせいで里中は炎上。
しかしながら、ある男の登場で、読んでよかったと思わずほくそ笑む。
鷹丘中学時代の同級生「長島」登場!
完全に忘れていた。
昭和40年代ならではのゴツゴツとした画風を現代的にカスタマイズした長島だが、
きれいな顔つきが増えた現代水島ワールドでも特別異彩を放っている。
さらに、作品中でも「脇役の長島」と呼ばれるほどの扱い。
所詮、中学では有名選手だったものの、高校では活躍できず、ノンプロ・レベル。
それでも必死にプレイする長島に感動した。
この復活だけで満足。
さらに9巻ラストには「剛球仮面」までが登場!
甲子園と豆タンが驚く1コマ1ページで終わる場面は、
まんま昭和40年代の「男どアホウ甲子園」なのだ。
3月からの刃牙復活とともに狂気に満ちあふれるチャンピオンは我が道を突き進む。
頑張れ「少年チャンピオン」!
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